小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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意匠(33)

キーストーン
Keystone


小樽バインの窓
小樽バインの窓

旧日本郵船の窓
旧日本郵船の窓

技術由来
 キーストーンは要石ともいい、元来は石造建築において、円形の窓枠などのようなアーチ(曲線)型の造形を組み立てる場合に、石材を下部から積み上げ、曲面部分の不安定さを補強するために打ち付ける石材をいう。特に大事な補強技術であることから、その重要性を強調する意味で、紋や造形などの意匠が施される場合も多い。要は曲線が使われる窓や玄関に埋められるものである。また石造構造からの波及で、煉瓦造やRC造においても利用されながら今日も継承されている。

比喩
 構造上最も重要な部位であり、キーストーンをはずすと構造が不安定になることから「Key(鍵)」と評され、キーマン、キーポイント、キーワードなどと同じように「核」や「大黒柱」の意味合いを持つ。

小樽での事例
 小樽では日銀金融資料館、小樽バイン、旧日本郵船、小樽運河プラザ、小樽オルゴール堂、小樽オルゴール堂遊工房、浪漫館、潮見台浄水場管理棟、旧手宮機関庫などにその事例を見ることができる。そもそも伝統的な西洋建築の技法であり、日本の近代化の時代に吸収され、最新技術や意匠を使えるような勢いが小樽にあったことを示す重要な証拠といえるかもしれない。

小樽運河プラザの玄関
小樽運河プラザの玄関

小樽オルゴール堂の窓
小樽オルゴール堂の窓

小樽オルゴール堂遊工房の窓
小樽オルゴール堂遊工房の窓

浪漫館の玄関
浪漫館の玄関

旧手宮機関庫の窓
旧手宮機関庫の窓