小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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編集後記

大人の態度


 41号「文化素材」で「若者」について書いた。一方「大人」についてふれる。この国の性格として「和を以て尊しとする」のはいいが、「既得権益を侵されたくない」ために新たな誕生の足を引っ張る正当化に「和」を使われては合点がいかない。
 「仕事を増やしたくない」「余計なことはしたくない」なら、正直に協議の場には顔を出さなければいいが、そういう認識の御仁ほど新たな誕生のための協議に居並ぶ。
 新たなるものの原因は既存の多くの幸福のために模索されることから始まるが、歴史は新たな誕生と既存の一部の犠牲の差引プラスを目指して紡がれてきた。この場合のプラスマイナスは総合的な展望性をいう。
 なのに既存組織の代表者はその組織の利益代表だから口から出る意見は、圧倒的に批判だ。オマケに「そんな幸福など知らん」「このままでなにが悪い」と開き直るから手に負えない。変えるための会議が変えないための会議で蔓延している。こういう時代だと心してかからねばならない。

歴史文化研究所
副代表理事・編集人 石井 伸和