小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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意匠(16)

オタル・サマーフェスティバルモニュメント
Please Moon


経緯
1986(昭和61)年以来毎年開催されてきたオタル・サマーフェスティバル実行委員会は、9回目にあたる1994(平成6)年にファイナルを迎え、その証として会場の核となった現ホテルヴィブラント小樽の正面玄関付近にモニュメントを建立し、開催中の8月5日金曜日に落成した。

Please Moon
「Please Moon」という名称は、第7回目のキャッチコピーとなった「私の中にPlease Moon」からとられた。たとえば部屋のインテリアはそこに住む主がいてはじめて息づくといわれるように、まちのファサードもまた、そこに住む人々がいて息づくという考えから、主役は市民と設定した。路上コンサートのJAZZに深い知識がなくとも、「なんかこの音楽、風景に合っているね」と感じていただければ目的達成とし、そういう感性人を「マチナリスト」という造語で表した。こういう場合、音楽は花であるが、それを受け止める観客がいて完結する。であれば観客もまた主役。太陽の放つ光を受けて光る月こそが観客であり市民であり、もうひとつの主役。だからそんな月の心を「私の心の中に宿そう」と主張した。

プリズム
さらに「Please Moon」がプリズムと聞こえるように、マチナリストの伝播が光の角度によって七色の波紋を映し出す現象に例えた。
 事実、陽光がこのモニュメントに当たると、ホテルの壁にプリズム現象が反映し七色の映像を映し出す。 

目的
オタル・サマーフェスティバルは、このストリートの街並みをライトアップによってポテンシャルを上げてきた。
 現在では各建物の所有者などが自らライトアップを設置されるようになったことは、サマー効果であることにちがいないが、その主旨はこのモニュメントが示すように、市民の力が結集されれば、より多くの市民が集まってくれるPlease Moonの心にあることを物語っている。