小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
bg_top
alwHOMEalw読んでみるalw国際観光地づくり(1) 〜文化・習慣をコーディネートする〜

国際観光地づくり(1) 〜文化・習慣をコーディネートする〜

トイレのお話し
しらとこずえ


 十数年前、北海道に初めて台湾の航空会社が乗り入れした時の事。チャーター便であったため、国内線のターミナルを国際線ターミナル化とし、問題は多々あったが、無事に飛行機が離発着できた。その1時間後くらいのこと、現地の航空会社担当の方が顔色を変えて私のところに来た。「白戸さん!お手洗いがヒドイ事になっています!」と。慌てて見に行くと、臭いも去ることながらお手洗いの中(個室)の汚物入れがはみ出る程にトイレットペーパーの山になっていた。台湾人の方は、「トイレットペーパーは水に溶けないから流してはいけない」「水が汚くなるのでトイレットペーパーは流してはいけない」と言う理由で流さない事は聞いていた。「郷に入ったら郷に従え」と言う言葉のとおり、なぜ日本のルールに従わないのか、と私自身疑問に思い、すぐに到着したばかりの添乗員の方達に聞いてみた。すると殆どの添乗員の方が、以前に聞いた通りの違いをいい、「いつも通りやっているだけだよ」とそれだけを答えた。添乗員自身がわかってない?と思わず驚き、「日本のトイレットペーパーは溶けるので流す様に伝えてもらえますか?それが日本の習慣・文化なんです!」と伝えて早十数年。北海道内を周る台湾人の中でも大分便器に流す習慣はついてきたのではないか?
 私がいつも思うのは、旅行する前にその国について少しでも多くの習慣や文化を知ってから行くこと。相手が変わって欲しいと願うのであれば、私達が変わること。きっと相手も理解し受け入れてくれる日がきっと来ると信じている。時間はかかるが、グローバル化への第一歩だと私は思う。