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alwHOMEalw読んでみるalw地域貢献 <外貨獲得>(25)  ― 地域経済全体のパイを大きく ―

地域貢献 <外貨獲得>(25)  ― 地域経済全体のパイを大きく ―

河辺石油 株式会社
代表取締役 河辺 由清 氏

〒047-0032 小樽市稲穂2-19-8
TEL(0134)24-1345
FAX(0134)24-1344
http://www.kawabesekiyu.co.jp

売上約 36億円(平成21年度) 重油、灯油、SS各部門
外貨率 50% 約18億円
創 業 1920(大正9)年


河辺石油株式会社 代表取締役 河辺 由清 氏
河辺石油株式会社 代表取締役 河辺 由清 氏

昭和30年 河辺石油発注の給油船を馬で運搬
昭和30年 河辺石油発注の給油船を馬で運搬

沿革
 明治40年静岡県三島市から河辺亮吉が渡道、小樽木材に入社したが1年で倒産、後、教員になるが、大正3年に日本石油入社、同6年日石北海道営業所長として手稲に赴任、大正9年独立して河辺商店を創業し、灯油・なたね油・ゴマ油などを商う。
 大正15年、ライジングサン社(シェル)の特約店となり、道内各地の船舶燃料の営業に回る。昭和10年代には函館・小樽を基地とする北洋船が活況を呈し、河辺商店は重油タンクを2基設置。昭和16年には統制経済で小樽国油商会と対等合併し小樽石油配給有限会社設立。
 長男舜一と共に昭和23年河辺商店再発足を実現、同24年改めてシェル石油・昭和石油と特約契約、同26年河辺石油株式会社設立。

港町の商い
 「燃料としての油を売る会社は少なくありませんが、うちは漁船や船舶への重油を得意分野として出発してきました。したがってタンクも給油船も装備しています」と河辺由清社長は特徴を語る。

燃料ビジネス
 「次第にモータリゼーションの中で、小樽にも車が普及し、その燃料供給をし、さらに寒冷地ですから灯油は常に必要です。私の商売は品揃えを豊かにしなければならない商売とは異なり、船には重油、車にはガソリンか軽油、ストーブには灯油といった単品です。さらに必需品で消費され、お客様に販売するコストは大手の会社でも小さな商店でもあまり変わりません。小回りのきく経営が大切ですね」

業界の構図
 「東京のような大都市では、私どものような規模でのSSは非常に少なくなっています。元売会社の子会社、大手商社系列、そして全国に展開している大手特約店がコストを無視してでもしのぎを削っています。小樽のような地方都市にあるSSは地域密着型にしっかりシフトしてなんとかこれまで商売を維持してきました」 

市外への展開
 「商いは利益が出ればどこにでも進出します。船のあるところ、車のあるところ、家のあるところで、様々な事情を勘案してペイできるところに進出あるいは販売してきた結果が、現在のパーセンテージになっています」と河辺社長は外貨部門の流れを語る。
 激変といわれ多くの既存業界が下降線をたどる中で、河辺石油はここ10年一定の売り上げを維持してきた。河辺社長の語り口は軽妙で優しくさえあるが、裏に秘める努力や苦労がなければそれは実現できない。