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地域資源活用ビジネス(23) 小樽独自のビジネスモデル

旧日本郵船(株)小樽支店を活用したコンサート
旧日本郵船(株)小樽支店
〒047-0031
小樽市色内3丁目7番8号
TEL:0134-22-3316


奥野義典&飯田雅春(JAZZ)
奥野義典&飯田雅春(JAZZ)

千葉智寿&関ヒトシ(JAZZ)
千葉智寿&関ヒトシ(JAZZ)

旧日本郵船(株)小樽支店
 明治18年9月29日に郵便汽船三菱会社と共同運輸会社が合併して日本郵船会社が誕生、同年10月1日に、小樽の旧三菱会社に設置された日本郵船会社は営業を開始。明治39年10月1日、社屋を建設し新築落成披露宴を開催。<小樽歴史年表>
 昭和30年に市が日本郵船から譲り受け、翌31年から小樽市博物館として再利用、同44年3月には国の重要文化財に指定、同62年6月修復工事により復元された。

規制
 この建物は小樽市が所有していることから、その活用に関しては、「小樽市重要文化財旧日本郵船株式会社小樽支店条例」が制定され、特に国指定の重要文化財であることから様々な規制が設けられている。喫煙はもちろん飲食物の持ち込みや炊事の禁止、さらにコンサートとなると、床を傷つけないために絨毯を敷き、簡易な仮設ステージを設置、聴衆の椅子の借用と運搬の手間、必要以上の電気容量がないためアコースティックが基本、下足の管理も必要になる。また夜間で通常の閉館後となり、時間外使用の申請が必要だ。そもそもコンサート施設ではないので、音響にも多少の不備がある。
 このように気遣いは多いが、気遣う価値は充分にある。

独特の臨場感
 国指定の重要文化財でのコンサートは、奏者にとっては貴重な体験で名誉ともなり、視聴者にとってはロケーションにより独特な臨場感を味わえる。これは実際に味わったことがなければ理解できないし、名状もし難い。
 強いていうなら、歴史の重厚さに守られ、畏敬の心持ちを醸してくれる。

履歴
●1989(平成元)年
 小樽市民会議(会長:笹島 進氏)主催「ロマンクラシックコンサート」スイスのノブザークトリオとピアニスト中川和子
●2006(平成18)年
 旧日本郵船鰹ャ樽支店100周年記念実行委員会(実行委員長:山田家正氏)主催・記念コンサート
 5月26日…奥野義典&飯田雅春(JAZZ)
 7月21日…千葉智寿&関ヒトシ(JAZZ)
 10月1日…中村祐子オルガンライブ
●2011(平成23)年 
2月12日…小樽市総合博物館友の会(会長:毛利奉信氏)主催「雪あかりコンサート」 福田直樹チェンバロコンサート

体制
 小樽市教育委員会はこうした活用には消極的ではない。それは貴重な文化財をより多くの方々に見て体感していただきたいという主旨による。加えて客席に敷くカーペットも館に保管されており、小樽観光協会が椅子の借用にも応じてくれる。いわば規制が守られるなら、極めてリーズナブルにコンサートを開催することができる。
 JAZZやクラシックコンサートや講演会、あるいはシンポジウムなどを企画してみてはいかがだろう。