小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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地域貢献 <外貨獲得>(22) ― 地域経済全体のパイを大きく ―

オーセントホテル小樽
〒047-0032 小樽市稲穂2-15-1
TEL(0134)27-8100
FAX(0134)27-8118
http://www.authent.co.jp
E-mail:authent@authent.co.jp




売上 約10億円(平成21年度)
内訳と市外客率
宿泊:約6億円(市外客率98%)
レストラン・その他:約4億円(市外客率75%)
創業 1998(平成10)年6月26日
概要
総客室数:195室
レストラン:鉄板焼「海王」、和食「入舟」、洋食「カサブランカ」
バ ー:ポールスター、キャプテンズバー
ショップ:ベーカリー「Ondine」、ホテルショップ

背景
 親会社の新日本海フェリーは1995(平成7)年に旧大國屋跡地を取得した。ちなみにこの年の小樽への観光入り込みは約562万人、昭和年代には2百万人台だった小樽がいよいよ観光都市としての実績が数字に表れてくる時代だった。そして新日本海フェリーが小樽〜舞鶴間に高速船を導入した時期と重なり、高速船は小樽港に午後8:30入港なので、その日の宿泊を予約していないお客様は往生するということから、当地にホテル出店を検討する。

ロビーラウンジ
ロビーラウンジ
オープン
 ホテル運営は新日本海フェリーとしては初めての運営になる。多大なリスクを伴う投資でもあり、フェリーありきのホテルではなく、ホテルとしてのしっかりした事業計画が練られた。北海道観光への道外客のアクセスは飛行機が主であったことから、大手の旅行代理店への営業を強化する。また小樽市内のホテルは当時、グランド100室、ノルド98室で、旅行代理店は部屋数に不足を感じていたことから、195室という数字が生み出される。いっぽう市内客集客の宴会場は競争が激しく市場が狭かったことから、最低限の宴会場を設定、むしろ小樽には少ないアイテムを提供するレストランの差別化を図ることから出店を決定する。
 建設に1年以上要し1998(平成10)年6月26日オープンする。

メインバー「キャプテンズバー」
メインバー「キャプテンズバー」
コンセプト
 北海道のホテルの多くは東京モデルが多いが、親会社が大阪なので、大阪モデルに重点をおく。東京モデルとはハード重視とスマートな対応、大阪モデルとはソフト重視ときめ細かな対応といわれる。とはいえ都市型ホテルであることからハードにも徹底してこだわり、主要スタッフは大阪のホテル経験者を採用した。きめ細かい対応とは、お客様一人の嗜好を把握するデータベースを導入し、たとえば「柔らかいふとんがいい」「そばがらの枕がいい」「肉料理が好き」などのような、ホテルライフに対する個々の嗜好を大切にすることをいう。
 大阪は歴史的に商人の遺伝子があるようで、そういう意味でもきめ細かな気遣いのノウハウは、まだまだ眠っている。

メインレストラン「カサブランカ」
メインレストラン「カサブランカ」
経緯と展望
 オープン後2002(平成14)年までは順調に右肩上がりで推移してきた。今日でも洋食カサブランカは毎年記録を塗り替えるほど伸び、ベーカリーもファンが固定してきたが、宿泊も含めて他の部門では2002年レベルをなんとか維持している。今後は着地型の提案を増やしていくという。
 たとえば「新鮮素材を訪ねて」と題して、北海道観光のニーズの大部分を占める「食」をテーマに、トウキビやアスパラやトマトなどの畑を見学し、ホテルでの夕食にはそれらの素材を使うという提案を現在進めている。