小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
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分野(34) 様々な観光

私設ミュージアム 小樽歴史館
有限会社 利尻屋みのや
〒047-0027 小樽市堺町4-6
TEL 0134-22-3377
FAX 0134-33-8281


小樽歴史館館長 簑谷 修氏
小樽歴史館館長 簑谷 修氏

目的
 こんぶ屋でお馴染みの利尻屋みのやでは、平成21年秋に「小樽出世前広場」に「小樽歴史館」を開設している。社長である簑谷修氏はその目的をこう語る。
「三つあります。一つ目は小樽の大人にこれまでの小樽をつくってきた人々の志を知っていただき感謝の念をもってもらいたいこと、二つ目は小樽の子供達に愛郷心を育んでもらいたいこと、三つ目は観光客に歴史を背景とした小樽観光のおもしろさを感じてもらいたいということです」

「若き獅子達」コーナー
「若き獅子達」コーナー
小樽歴史館
 小樽歴史館の構成は、「小樽概略史」「若き獅子達」「現在の牽引役」が展示されている。いずれも「人物の志」にスポットを当てた内容だ。
「若き獅子達」では金子元三郎、山田吉兵衛、藤山要吉、西谷庄八、広海二三郎、板谷宮吉、高橋直治などの商人、廣井 勇、関谷忠正、伊藤長右衛門、青木政徳などの港湾技術者、辰野金吾、佐立七次郎、曾禰達蔵などの建築家などを取り上げ、「現在の牽引役」ではかま栄(佐藤公亮)、近藤工業(近藤晋一)、光合金製作所(井上一郎)、ミツウマ(吉村伝次郎)、北の誉(野口吉次郎)、共成製薬、北海道ワイン(嶌村彰禧)、山本 勉や小樽商科大学を取り上げている。

「現在の牽引役」コーナー
「現在の牽引役」コーナー
評価
 平成22年夏に、市外の小学校生徒が総合学習で100人以上が訪れ、10人単位で小樽観光ガイドクラブが案内と引率をされた。質疑応答も活発に行われ、「小樽の歴史がよくわかった」「小樽にはすごい人達がいたんだ」などの感想が寄せられている。
 また平成23年12月には全国から28人の公務員が訪れ、「民間でここまでするとは」と半数以上が感動されたという。

手法
 簑谷氏は説明する際の心構えをこう語る。「歴史という大事でありながらしち面倒くさいものは、骨格である事実をしっかり把握した上で、人間くさいエピソードがなければ印象に残りません。私はこのエピソードに脚色としてホラも吹き込みます。もちろんたとえ故人であっても本人から叱られるようなウソではなく、聞く人に夢を抱かせるようなホラをね」
 こういう手法の一つとして手づくりの紙芝居を作成している。小樽の夜明け 第一話「鉄路と燃える石」という石炭を運ぶために小樽に鉄道を敷いた内容である。

「昔生活道具館」
「昔生活道具館」

特別展
 隣のスペースには「小樽の昭和の良き日」写真展、二階のスペースには「昔生活道具館」も併設。
「使い捨ての言葉がなかった時代に、もったいないという認識を誰もが持っていました。これを捨ててしまったら人間どうしようもありませんね」とその主旨を一言で明快に語る。
「これらの施設は全て私の手づくりです。お金がないからですよ。たとえば小樽市や観光協会などに調査や現状把握などの依頼をしても、予算がないからと拒否される場合がよくあります。予算がなければできないなら組織なんか不要なのです。智恵を出してできることから始めるのために組織はあるんです」