小樽の皆さま、小樽出身の皆さま、小樽ファンの皆さまへ! 自立した小樽を作るための地域内連携情報誌 毎月10日発行
bg_top
alwHOMEalw読んでみるalw帰化人(22) 小樽こだわりのライフスタイル

帰化人(22) 小樽こだわりのライフスタイル

ものづくりを基盤とした地域経済
北洋銀行小樽中央支店長
堀  秀幸 氏

北洋銀行小樽中央支店
〒047-0032 小樽市稲穂2-2-4
TEL (0134)22-7111 FAX (0134)27-1063


堀  秀幸 氏
堀  秀幸 氏

帰化経緯
 昭和32年秋田県生まれ、2歳のとき、父親が北海道三笠市幌内の北炭勤務のため移転、岩見沢東高等学校、北海道大学法学部を経て昭和54年北海道拓殖銀行入行。平成9年拓銀破綻時は北広島支店長。平成10年に北洋銀行入行、平成23年4月小樽中央支店長として赴任。
 銀行員としての勤務地は札幌14年、東京10年、旭川3年、北広島4年。

赴任前の小樽印象
 幌内時代は、鉄道関連で小樽の手宮との縁を知り、海水浴などで銭函〜余市には何度か足を伸ばす。小樽には海のある街として夏の爽やかなイメージを抱いていた。
 また昭和61年以降、小樽が観光地として歩み始めてからは、文字通り運河を核として北一硝子など堺町周辺を何度か散策した。美しく華やかな極めて陽性のイメージに発展。

赴任後の小樽印象
 堀氏の小樽赴任は2011年4月、奇しくも3・11東日本大震災発生後だったことから、小樽は風評被害を大きく受けていた。お客様への挨拶回りで堺町周辺に踏み入れた際に、閑古鳥が鳴く様を目の当たりにし驚いたという。「自分の知っている小樽はこんなはずがない。いったいどうしたのか」と陽性から陰性へイメージが逆転した。

経営的視点
 こうして驚きを隠せない堀氏ではあったが、「こういうときこそ小樽の本当の姿が見えるはず」という経営的視点で腰を据え、ともに戦う覚悟を抱く。
 赴任後わずかな期間だが、堀氏は精力的に多くの経済人を訪ね、様々な意見を聞く機会を得た。その中で、排他的・閉鎖的というマイナスイメージと、地元意識の強さというプラスイメージを認識した。一人の中にこの両方を併せ持つ場合もあった。また北広島の経済が隣の札幌に追随する動きをしているが、同じく隣の小樽はなぜか、「飲み込まれてもいないが、追随もしない、いやできないのか」とも考え、「北広島とは相対的に地盤沈下していることは事実だ」と認識する。
 では「如何にして地元意識の強さを引き上げるべきか」と考え、「ものづくり」に着眼。「もちろん観光振興は論を待たないが、観光に付加価値をつけ、利益率を上げるためにも、ものづくりは小樽経済の基盤を握る受け皿」という。

北洋の政策とのアレンジ
 この洞察に辿り着き、既に北洋銀行として北海道に対して「観光・農業・ものづくり産業と本州企業とのビジネスマッチング」政策が動き始めていることに合わせ、「北洋銀行ものづくりテクノフェア(2011年8月19日)」や「食の大商談会(2011年10月19日)」というイベントに向けて、プラス志向の小樽企業に働きかけている。また、北洋本部には既に「地域産業支援部」が設置され、20〜30人の専門スタッフが日々、政策実行に向けて奔走しており、こことの調整も含めて、なんとか小樽の産業支援を実現させたいと考えておられる。
 そして展望として、「北海道の基幹産業である食品加工業で使用する機械の多くが、独自にカスタマイズされていることから、たとえ既製品の機械を本州から購入、あるいは輸入したとしても、このカスタマイズ段階から北海道の機械メーカーに誘導することにより、メンテナンスが合理的になる。小樽のものづくりの半分は食品関連だが、機械金属関連が25%も占めているのは、紛れもなく大きなポテンシャル」と指摘されている。

北洋銀行ものづくりテクノフェアリーフレット
北洋銀行ものづくりテクノフェアリーフレット

食の大商談会リーフレット
食の大商談会リーフレット